展示のご案内
アカエゾマツの森
川湯温泉を取り囲むように自生しているアカエゾマツの森について分かりやすく解説しています。アカエゾマツのプロフィールから始まり、木の一生について、実際に森の中を歩くと見つけられるものや動物・野鳥などアカエゾマツについて広く理解することができるブースとなっています。
つつじヶ原
アカエゾマツを抜けた先に100haの広さで自生しているイソツツジについて分かりやすく解説しています。硫黄山の麓と川湯温泉の間に広がるイソツツジ群落の特異性や硫黄山との関係、イソツツジの周りに自生している植物との関係や独自の生態系など、100haのイソツツジはただのお花畑だと思って歩くだけではもったいないほどの貴重な存在だと理解できるようなブースとなっています。
ハイマツ帯
イソツツジの群落を抜け硫黄山が近づいてくると、次に見えてくるハイマツ帯について分かりやすく解説しています。ハイマツの一年の暮らし方や、硫黄山の麓という低地にそびえながら群落している特異性、ハイマツ帯に生息しているホシガラスとの関係など、つつじヶ原探勝路のハイマツについて理解できるようなブースとなっています。
硫黄山
硫黄山までたどり着くと、アカエゾマツの森、つつじヶ原、ハイマツ帯を作りだした硫黄山の成り立ちや1年間を通したの景色などを知ることができます。そして、硫黄山から始まる川湯温泉周辺の開拓の歴史や温泉街の成り立ちなど理解を深めることができます。
屈斜路湖
屈斜路湖のブースでは屈斜路湖についての詳細や生息している魚類などの生物の紹介、湖周辺の一年を通した景色などについて知ることができます。子ども向けに屈斜路湖に生息している生物の釣りのおもちゃも用意しており、楽しく生き物について知ることができるようになっています。
摩周湖
摩周湖のブースでは、立ち入り禁止の”神秘の摩周湖”について、その自然現象や地形、歴史など様々な角度から理解を深めることができます。まるで雑誌の特集のように作られた展示では、世界有数の高い透明度や雲海についての解説から、小さく浮き出たカムイシュ島や知る人ぞ知る洞窟(ホロ)についてのトピックも。水質調査に特別に同行して撮影した写真と共に、他では見られない貴重な景色を沢山ご紹介しています。
川湯の歴史・松葉末吉写真展
明治時代に硫黄鉱山の採掘事業の始まりとともに発展した川湯の街。安田財閥の創始者安田善次郎氏によって北海道で2番目となる鉄道が敷設されるなど、川湯発展のきっかけとなった人の営みの歴史をご紹介。
時代が変わって温泉街として多くの観光客が訪れていた昭和の初め。バスの運転手をする傍、数多くの優れた写真を撮り続けた写真家松葉末吉氏。松葉氏の貴重な昔の写真を通して変わる人々の暮らしと変わらない自然の風景を見ることができます。
見どころ紹介
川湯温泉からアカエゾマツの森を含めた硫黄山までの散策路周辺の最近の自然情報をスタッフが収集しお届けしています。また、ヒグマの出没情報や開花情報などを更新しています。散策される前に一度情報を収集してからご出発されると何か新しい発見があるかもしれません。