川湯温泉

川湯温泉の始まり

川湯温泉とはもともと『セセキペツ』とアイヌの人々から呼ばれていました。アイヌ語で(湯の川)という意味でしたが、すでに湯の川温泉という地名があるため、川湯温泉と名付けられました。 川湯温泉が注目されるきっかけとなったのは硫黄山(アトサヌプリ)です。硫黄山の硫黄採掘から始まり、昭和6年に釧網線が開通し、鉄道を利用した観光客が美しい自然と温泉を求めて訪れるようになりました。こうして温泉宿も増えていき川湯温泉は発展しました。採掘事業が終了すると、湯治場として有名になりました。 昭和9年に国立公園に指定されて、川湯温泉は豊富な温泉を持つ観光地となっていきました。硫黄山の歴史は硫黄山をクリック!(写真:当時の川湯温泉にて→)

温泉の源

ここは摩周湖や屈斜路湖、硫黄山、そして豊かな森に囲まれた温泉地です。川湯温泉の湯は、摩周湖の伏流水が硫黄山の地下を通りぬける際に熱せられ、湧き出していると考えられています。泉質は強酸性の硫黄泉として知られていますが、これは硫黄山の地下にある硫黄成分に由来するものと考えられていてます。川湯温泉の源は硫黄山にあったのです。(←写真:硫黄山)

 

川湯の温泉

泉質は酸性硫化水素泉と酸性硫黄泉のかけ流し温泉で、北の名湯として全国の温泉ファンに高く評価されています。温泉街に入ると、硫黄の匂いと至るところに立ち上る湯けむりが昔ながらの温泉情緒を晒し出しています。立ち並ぶ宿泊施設の中には自家源泉をもつ宿もあり、それぞれに匂いや湯触りが微妙に異なっています。リュウマチや糖尿病、皮膚病に特効のある温泉として有名です。またpH0,8~2,4で硫酸イオンに富んでおり、湯量も豊富です。(写真:足湯→)

寒さが厳しいからこそ

川湯温泉の冬は氷点下の日が多く、日中でもプラスになることはほとんどありません。そのため、マイナス10℃以下になると空気中の水分が昇華し小さな氷晶ができ、太陽の光が反射しキラキラと輝きます。これがダイヤモンドダスト(細氷)です。 ダイヤモンドダストが見られる条件としては①-10℃以下であること、②快晴であること、③朝方。この3つの条件が揃うことで、ダイヤモンドダストを見ることができます。 厳しい寒さが作り出す美しい景色を楽しんだ後は、温泉でのんびり過ごす。これも川湯温泉での冬の楽しみ方のひとつです。(←写真:冬の川湯温泉にて)

 

フォトギャラリー

アクセス

アクセス(空港・JR・バスの場合)

釧路・釧路空港方面より
釧路空港 ⇒ 釧路空港連絡バス(約45分) ⇒ JR釧路駅 ⇒ JR釧網本線(約1時間40分) ⇒ JR川湯温泉駅 ⇒ 阿寒バス(約10分) ⇒ 川湯温泉

網走・女満別空港方面より
女満別空港 ⇒ 女満別空港線(約30分) ⇒ JR網走駅 ⇒ JR釧網本線(約45分) ⇒ JR知床斜里駅 ⇒ JR釧網本線(約45分) ⇒ JR川湯温泉駅 ⇒ 阿寒バス(約10分) ⇒ 川湯温泉

中標津空港方面より
中標津空港 ⇒ 中標津空港線(約30分) ⇒ 中標津バスターミナル ⇒ 阿寒バス(約1時間30分) ⇒ JR標茶駅 ⇒ JR釧網本線(約30分) ⇒ JR川湯温泉駅 ⇒ 阿寒バス(約10分) ⇒ 川湯温泉

アクセス(自動車の場合)

マップコード
731 802 233

釧路・釧路空港方面より
釧路市街 ⇒ 国道391号線(約2時間30分) ⇒ 川湯温泉
釧路空港 ⇒ 道道53号線(約2時間) ⇒ 川湯温泉

網走・女満別空港方面より
網走市街 ⇒ 国道244号線・国道391号線(約1時間30分) ⇒ 川湯温泉
女満別空港 ⇒ 国道243号線・道道52号線(約1時間30分) ⇒ 川湯温泉

中標津方面より
中標津空港 ⇒ 道道13号線・国道243号線・391号線(約1時間30分) ⇒ 川湯温泉

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